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架橋ポリエチレンリサイクル材を適用したOC電線の開発

凡石 2009. 9. 4. 23:24

架橋ポリエチレンリサイクル材を適用したOC電線の開発


 1.研究のねらい
 架空絶縁電線の導体に適用されている銅やアルミなどの金属は,ほぼすべてが導体として再生されています。絶縁体においても,OE電線用ポリエチレン(PE)やOW電線・引込線用の塩化ビニル(PVC)では材料としての再生化が比較的進んでいます。しかしながら,OC電線絶縁体である架橋ポリエチレン(XLPE)は,再生時にその架橋構造から容易に押出加工可能な状態にすることが困難なため,リサイクルが進んでいませんでした。
 今回,架橋ポリエチレンのリサイクルの1つとして,架橋ポリエチレンを低分子量化し再び成形加工を可能とする熱可塑化技術を適用したOC電線を開発しました。
 2.取組内容
2―1 熱可塑化技術
 架橋ポリエチレンに適切な熱と剪断を与え架橋構造を破壊し,低分子量化により熱可塑化可能な再生材を得ることを熱可塑化処理と称します。架橋ポリエチレン材と同材を熱可塑化処理した再生材を120℃で加熱した前後の状態を図1に示します。熱可塑化処理した再生材は120℃で溶融するのがわかります。


2―2 開発品
 今回開発したOC電線と外観写真を図2と図3に示します。外観は,新材と比較して若干荒れが目立ちますが,実使用上問題となるレベルではありません。なお,架橋ポリエチレンリサイクル材に関し,OC電線の仕様書への反映を終え,現在実用化に至っています。